興味の壺

メカデザイン、機器デザイン、プロダクトデザイン、伝統的アーキテクチャー等を紹介します。

靖国神社

東京滞在中、靖国神社に参拝。
ウィークデイの午後だったが、途切れることなく参拝者がある。
以前来た時に比べ、若い方が多いのに驚く。

どの神社でも参道を歩くのはいい。
神社独特の静謐な空気が漂う参道を進むにつれ、日頃の自堕落を糺(ただ)されるようで、理由もなく、首(こうべ)が下る。

靖国神社 参道 靖国神社は、「東京招魂社」という名称で、1869年(明治2年)に明治天皇の命により創設され、10年後の1879年(明治12年)に靖国神社と改称。
戊辰戦争による戦死者から始まり、明治維新の志士をはじめ、国内外の戦乱に殉じた人々を合祀している。
初めて此処で、この国のために殉じた方々へ感謝を捧げた。

靖国神社 拝殿 所で、1941年、日本軍が英国領ビルマに進攻。日英が4年間に渡り戦火を交えた(インパール作戦)。
そこで戦った、日英の元兵士同士の相互理解と和解を推進する「ビルマ作戦協会」という団体がある。
政治的に中立で、互いに平等な立場で、戦友として互いを讃えようという方針の基に活動している。

今年(2014)、英国側の元兵士(ロイ・ウェランド氏:93歳)が来日し、日本側の兵士と会って和解した。

10月24日、ウェランド氏が靖国神社に昇殿参拝し、この参拝が今回の来日の中で最も感動したと言った。
彼は、「日本人側の勇敢な兵士たちの気持ちが、靖国に行ってよく解った」と述べたのだ。

宗教が違い、言葉は判らなくても、靖国神社参拝で感じるものがあったのだ。 合祀されている英霊の方々との共感があったのかもしれない。

英国側の元兵士の記事は、今回の「ビルマ作戦協会」のイベントをアテンドした奥山氏のブログからの引用。
日本のメディアが報じたこのニュースで、完全に無視されたのが「靖国でのコメント」だった。
しかし、重要な事実として、靖国でウェランド氏が受けた印象を、彼がブログで述べていましたので、転載した。

ビルマ作戦協会
■ 奥山氏のブログから、「ビルマ戦に参加した元英軍兵士の来日の真実について
■ 河北新報での記事、「元兵士、涙で和解・太平洋戦争から70年