興味の壺

メカデザイン、機器デザイン、プロダクトデザイン、伝統的アーキテクチャー等を紹介します。

Takano氏のクッキングストーブ

Junji Takanoという方のクッキングストーブです。

Takano氏のクッキングストーブ Tanaka氏は、「画期的な静電医療機器・PYRO-ENERGEN」という、少々得体のしれない感じのする健康機器の製造販売をしています。
「PYRO-ENERGEN」は、静電気発生装置を利用したもので、癌を始め様々な疾病に効果があるという製品です。

Tanaka氏は、画像では、東南アジアのどこかに住んでいるような印象で、彼の「PYRO-Eco Stove」は、田舎での料理用ストーブとして紹介されています。

画像で見るTanaka氏のクッキングストーブは、まさしくロケットストーブそのものと思うのですが、本人は、記事(April 5, 2008)の中で、機械屋の親父が50年前に作っていたのを記憶していて、それと同じようなものを作ったという事です。

日本でこのような調理器があったとは信じにくいのですが、こればかりは何ともいえません。

Takano氏のロケットストーブ方式クッキングストーブ:製作中 画像最上の「PYRO-Eco Stove」は、前回のロケットストーブの記事のイラストと同様、燃焼ガスは鍋の側面を昇り、効率よく熱交換を行うようになっています。
新聞100ページ又は、500グラムの段ボールで、カップ6杯の米と2種類の料理を作ることができると書いています。

次は、セメントを用いた、彼のクッキングストーブです。
燃焼筒がモルタルで保温されるため、更に効率がいいと思われます。
このストーブは、ロケットストーブのアイデアに基づいていることは間違い無いだろうと思いますが・・。

Takano氏のロケットストーブ方式クッキングストーブ:使用中 我々が暮らしたラオスでは、今も山で薪を採ってきて炭にしたり、それを乾燥させて料理に使っています。
勿論、炭売りや薪売りがいます。

この知識があったら、再度チャンスがあったら、私は彼らに効率の高いロケットストーブを紹介したいと思います。相当な燃料のセーブに繋がるだろうし、経済的な助けにもなると思います。
考案者のドクター・ラリー・ウィニアルスキーは、彼のストーブをアフリカの人々に役立てたいと思っていたように・・。

Junji Takanoのクッキングストーブの詳細は「PYRO-ENERGEN」のサイトで。
なお、全ての画像は「PYRO-ENERGEN」の記事から転載させて頂きました。