興味の壺

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熱田神宮

説明するまでもないが、愛知県名古屋市にある、高名な神社。
創建時期は非常に古く、およそ1900年前。景行天皇の御代と伝えられている。

三種の神器の1つである「草薙剣」を祀る神社として知られている。
そのため、社格としては、伊勢神宮に次ぐものとされている。
本宮は明治26年、伊勢神宮と同じ神明造の社殿へと改造された。

熱田神宮 本宮 画像引用:「Studio Xavier」

三種の神器とは、伊勢神宮の八咫鏡(やたのかがみ)、皇居のなかにある賢所(かしこどころ)の八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、熱田神宮の草薙の剣(くさなぎのつるぎ)の三つ。

参拝したのは、年明け間もない時期だったので、まだ初詣用の造作がされており、参拝客も多く、賑わいを見せていた。
神明造りのシンプルで清楚な本宮が、人々の先に見える。

熱田神宮も、非常にポピュラーな神社の一つ。
そのため、取り敢えず行っておこうというような、不敬な気持ちがあった。
しかし、参拝して感じたのは、単なる有名な神社ということではない高貴さ、何か秘匿感を有したような深淵な場所だった。

特に、本宮裏手(本宮北側)一帯の雰囲気は、大変に重厚。
この一帯は、立ち入り禁止だった禁忌の場所だったが、2012年12月から一般公開されている。
本宮裏手には「心の小径(こみち)」と呼ばれる参道が廻っている。

その、「心の小径」の突き当りに、「一之御前神社」がある。
不遜ながら、小さく、みすぼらしく、一見、重要なものには見えない。
しかし、「一之御前神社」も禁足地にあり、参拝は許されていなかった。
この事実は、何かとんでもない重要な理由があるのだろう。
熱田神宮が持つ永い歴史と、役割の重さを思わずにはいられない。
画像はネット上で見ることが出来るが、撮影禁止のため、ここではリストしない。

ちなみに、「熱田神宮」の御祭神は、熱田大神(あつたのおおかみ)で、これは、天照大神のこと。
「一之御前神社」の御祭神は、熱田大神の「荒魂(あらみたま)」。

神道では、神様の御魂(みたま)の穏やかなお姿を「和魂(にぎみたま)」と申し上げるのに対し、時に臨んで活動的勇猛的な後神威をあらわされる御魂のおはたらきを「荒魂(あらみたま)」と讃えている。
(境内案内板より)

熱田神宮 別宮 八剣宮 「別宮 八剣宮」は、一の鳥居(南門)のすぐ西側にある。
社殿は、本宮と同じく、伊勢神宮と同様の神明造。
また御祭神も本宮と同じで、年中祭祀も本宮と同様に行われる、格式の高い別宮。
非常に清々しく、気持ちのいい雰囲気の社殿で、伊勢神宮を彷彿とさせる。

初詣でのニュースでしか認識の無かった熱田神宮。
非常に古い創建の、由緒ある神社ということもあるが、やはり、それなりの伝統やパワーを感じる神社である。
また、今回は仕方がなかったが、事情が許せばイベントの無い時期の早朝に参拝すべきだと改めて思った。